導入背景：使い慣れたExcelインターフェースを
Dürr Dental（ デュール・デンタル ）は、カスタマイズ可能な拡張性の高い業務管理ソリューションを探していました。同社は、既存のExcelレポートを補完し、異なる事業部門の情報を世界中で閲覧可能なレポートプラットフォームを探していました。他のソリューションと比較した結果、Jedox（ジェドックス）が選ばれ、主な要因となったのは、他に類を見ない操作性と、他のデータソースとのシンプルかつ簡単なデータ統合でした。
導入施策：データソースへの接続が容易
販売レポートの導入が最初のステップ。この目的のため、既存ERPシステムであるEpicor（エピコア）とIFSがJedox（ジェドックス）インターフェース経由で接続され、異なる支店のデータソースを統合しました。販売レポートの中核となるのは、グループ全体の最も重要な主要数値を表示するわかりやすい販売ダッシュボードです。このダッシュボードには、詳細な分析レポートや予算および前年比較も含まれています。以前は、販売レポートが入手可能になるのは月末から数日後でしたが、現在では、直接接続されたすべての企業で毎日数値を入手することができます。グループ内の他の企業のデータは、遅くとも翌月の第2営業日には入手できます。
※Epicor（エピコア）： 企業向けのERP（エンタープライズ・リソース・プランニング）ソフトウェアを提供するグローバルなIT企業です。製造業、小売業、流通業、建設業など、さまざまな業界向けに特化したビジネス管理ソリューション
※IFS：ERP（エンタープライズ・リソース・プランニング）やEAM（エンタープライズ・アセット・マネジメント）、**FSM（フィールド・サービス・マネジメント）**を提供するソフトウェア
導入成果：Jedox（ジェドックス）のグローバル展開
DÜRR DENTAL（デュール・デンタル）社がレポーティングを改善する上で重要なステップとなったのは、高度な利益会計のマッピングでした。その結果、ダッシュボードは、ビジネスユニットレベル、製品グループ、販売グループ、国、品目、顧客など、複雑なマルチレベルの企業間マッピングまで、詳細なデータベースをサポートしています。
財務報告の分野では、月末の決算はダッシュボードの全体的なプロセスです。Excelテンプレートへのアップロードを使用して、個々の財務諸表を会社の財務諸表の作成に活用します。 連結および会社間の調整に特に役立つのが、為替レート（例えば、MTH、YTD、または月末レート）を表示する自動通貨換算機能です。 その他の部門別アプリケーションには、苦情対応で発生するコストと処理時間の分析によるサービス分野でのコスト管理、および苦情率やエラー率などのQS主要指標などが含まれます。
予算編成については、販売計画全体をJedox（ジェドックス）で作成しています。統合されたワークフローにより、数量、売上、平均価格の計画値とともに、企業、国、製品グループ、月という次元で効率的な計画が可能になりました。また、さまざまなバージョンの予測計算も利用しています。
本社では、ワークフロー全体をリアルタイムで把握し、必要に応じて迅速に対応することができます。詳細な計画データは、最終的に決定された計画と実績の比較、行動志向の偏差分析の基礎となります。
Jedox（ジェドックス）は非常に使いやすいため、DÜRR DENTAL（デュール・デンタル）の財務・管理チームは、大規模な開発プロジェクトのための組織的または技術的な変更を、ほとんどシステム内で独自に実施できるようになり、以前よりも迅速な対応が可能になりました。
Jedox（ジェドックス）によりDÜRR DENTAL（デュール・デンタル）は一貫したKPIに基づく効果的な業績管理を実現したため、組織全体で継続的に活用されております。DÜRR DENTAL（デュール・デンタル）は、価値創造を最適化するために、ソリューションをどのように拡張できるかを常に模索しています。
DÜRR DENTAL SE
ヘルスケア業界のテクノロジーリーダーであるDÜRR DENTAL SE（デュール・デンタル）は、圧縮空気、吸引、画像処理、歯牙保存、衛生管理のための非常に革新的なシステムソリューションの開発と製造を行っています。1941年に設立され、現在、世界中で1,200人の従業員を擁し、40ヶ国以上で事業を展開しています。同社はドイツ南西部に本社を置く企業です